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尾張旭市にてパッシブデザインのお打合せ

昨日 尾張旭市にて HPからお問い合わせのあったお客様と

初回打ち合わせ

パッシブデザインに興味を持たれて 当社HPをご覧になりお問い合わせ

リフォームしようか 新築にしようか迷われているご様子

軽量鉄骨の家

税制上の法定の耐用年数はRCで47年 軽量鉄骨ですと27年となります

まあ 実際はもっと耐用年数としては長いのですが 築30年ということ

ご夫婦のご年齢とお子様の年齢 家族構成 ご予算から考えると 今回は新築をお勧めしました

実際にお話を伺ったり

私の勧めるパッシブデザインをご説明していくうちに

パッシブデザインでお問い合わせをいただいたのですが 微妙なズレがあることに気づきました

 

そうなので 今の日本では大きく3つのパッシブデザインに分かれていると思います

団体名は省略させていただきますが

①ドイツ系の高断熱型パッシブデザイン

②日本の自立循環型住宅の設計ガイドラインをもとにしたパッシブデザイン

③北海道の方々が中心となって進めてきた 高断熱住宅

パッシブデザインを初めて聞いた方は どこの団体から聞いてきたかわかりませんが

どれがパッシブデザインかわからない

パッシブハウスというと パッシブハウスジャパンさんが

ドイツのパッシブハウス認定基準を使ってやっているのがそうですが

パッシブデザイン というと定義がありません

③の団体の中には 「パッシブデザインってなんだ?」とパッシブデザインを否定し

高断熱を追及する方々もいらっしゃいます

 

ということで

では私が行っている 自立循環型住宅は何か?

これを少しお話させていただきます

まずは 5つの項目を高いレベルで達成しようというものです

 

①断熱

省エネ基準の1.5倍以上

②日射熱利用暖房

南の窓を多く取り、冬の太陽熱を室内に取込み暖房負荷を減らす

③日射遮蔽

南に大きい窓をつけてしまうと 夏は暑いので 庇やシェードやルーバーで夏の日差しを遮る

④自然風利用

夏の外気温が低い時や春や秋は積極的に窓を開けて 通風を行う

⑤昼光利用

昼間極力 照明をつけないで過ごせる家づくり

 

以上を 高いレベルで達成します

では ①の断熱はどのレベルが適切か?

自立循環型住宅の考え方でいけば

「地域によって変える」 が正解です

家の性能は 地域によって変えるが正解

当たり前といえば 当たり前だと 私は思います

北海道と名古屋が同じ? 外気温が違うし 日射量が違う・・・

日本海側の新潟と名古屋が同じ? 外気温違うし 日射量が違う・・・

鹿児島と名古屋が同じ・ 外気温が違うし 日射量が違う・・・

北海道では日射量が少ないので 庇はさほど長くなくていいでしょうが 断熱仕様はとても良いものに

鹿児島では庇はある程度長くしないといけない 冬はさほど寒くないが そこそこ寒いのでそこそこの断熱仕様

名古屋は 断熱と日射の取得と遮蔽のバランスをしっかりと取らないといけません

 

さらに!

自立循環型住宅をもとにしたパッシブデザインは そのプランニングは難しいのです

なぜか? 南の窓を大きく取ったら そこに日射を入れないと意味がない

日射があたらないのであれば ちょっと断熱性能のいい家 だけになってしまいます

入念な日照シミュレーションをしないといけません

南の窓に日射が当たらないのなら 壁にした方が断熱性能の良い家になります

また ただの高気密高断熱住宅は 長方形の家が多いです

これはデコボコにしない方が 性能が上がるのです

ですが それって面白いですか・・・

私は面白くない

周辺の家が自分の家に日影を落としていないか?

自分の家の凹凸が LDKの南の窓にどう日射の影響を及ぼしているか?

そんなことを日照シミュレーションを重ねて 入念に作り上げていく

これが 自立循環型住宅のガイドラインを使った パッシブデザインの楽しさです

 

もう一つ

蓄熱利用

先日 東京大学でIBEC のシンポジウムで20分間

私の行っている 設計手法をお話させていただきました

その際に 断熱も必要だが ある程度蓄熱も必要とのお話をさせていただきました

過去には 省エネミーティングで某団体の理事に

「蓄熱なんてやっている人がいますが 蓄熱なんて効かない」

とたしなめられたことが・・・

ですが、その際に東京大学 前准教授が

「蓄熱はある程度必要」

とフォローを入れてくれました

そして 先日のシンポジムで 前研究室の大学院生さんたちの研究発表は

まさに 蓄熱

難しい話ですが 国は床面積あたり 170KJ/㎡K の蓄熱量が必要と言っています

私は 私の設計だと 120くらいが妥当だと思っていますが

前研究室では 130くらいが妥当との発表でした

ほぼ一緒!

当然プランや断熱仕様により異なりますので いい線です

ちなみに 自宅は 550KJ/㎡K

これまで やってきたことにやっと 光が・・・

 

何をお話していたのか 分からなくなってきましたが

ご主人様は 防音室があってカッコいい家

奥様は快適で省エネなパッシブデザインの家がご希望とのこと

防音室? バンドマンだそうです

お年も近く 趣味も似ているので 気が合いそうです

早速 ワンプランの作成依頼がありましたので

楽しんで考えてみたいと思います!

しかし また大きな敷地 と大きな家・・・

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