今日は外壁についてお話をさせて頂きます
「どんな外壁にしようか?」 みなさん家づくりをされるときには悩むものです
外壁材にはいろいろあります
その前に、私の主張を先に
模様のついたサイディングはやめましょう・・・
やはり偽物っぽさが・・・
それではいくつか挙げてみましょう
木造の場合は
①サイディング
②ガルバニウム鋼板
③塗り壁
④木質系
⓹タイル仕上げ
以上が主なものです
コンクリート住宅の場合ですと
①コンクリート打ち放し クリア撥水材塗布仕上げ
②コンクリート打ち放しの上撥水材着色塗装
③杉板目仕上げ
④外断熱塗壁仕上げ
⓹タイル仕上げ
などが主なものになります
色々あって悩まれるとは思いますが
まずは、木造住宅の場合からお話させて頂きます
①サイディング仕上げ
■メリット
・価格が安い
・柄、模様のパターンが豊富
・工期が短い
■デメリット
・パネルとパネルを繋ぐ、コーキングが古くなると打ち直しが必要
・柄・模様のパターンだと経年劣化で一色への塗り替えになってしまう
★サイディングの場合は、無塗装板と呼ばれる柄・模様の無いものを選んで将来の塗装時に、建物イメージが変わらずに済みます(劣化が始まる前にクリア塗装が必要です)
②ガルバニウム鋼板
■メリット
・価格が安い
・耐久性がある
・シンプルな仕上がり
■デメリット
・断熱材が薄いと雨の際の音がうるさい
・傷がついたのをほっておくと錆がつく可能性がある
・物が当たるとへこみやすい
★耐久性の面と価格面から最近選ばれる方が増えています
③塗り壁仕上げ
■メリット
・パネルとパネルのつなぎ目が塗り材で隠れるので、スッキリとした面になる
・風合いが良い
・将来の塗りたしができる
■デメリット
・価格が高い
・塗り壁の材料や方法によっては、ひび割れが入りやすいものがある
・コテムラに汚れがたまりやすい(私は風合いがあって好きです)
④木質系
■メリット
・木の風合いで温もりを感じさせる家になる
・経年劣化を楽しめれる
■デメリット
・価格が高い
・劣化が楽しめない方には不向き
⓹タイル仕上げ
■メリット
・耐久性が高い
・物によってはタイルへの汚れが付きにくい
■デメリット
・価格が高い
・目地が汚れやすい
・地震時に剥離落下する場合がある
・剥離しやり直す場合に、同じタイルがない場合がある
★ある程度大きな地震後の対応が実は大変と考えています
次に、コンクリート住宅の場合です
①コンクリート打ち放し クリア撥水材塗布仕上げ
■メリット
・他の仕上げより価格が安い
・無機質な風合いが好きな方には、魅力的
・15年程度でメンテナンスは撥水機能のメンテナンスは必要だが価格が安い
■デメリット
・ヘアークラックが気になると、補修が必要になる(私は気にならない・・・)
・メンテナンスが必要(撥水材が進歩し、昔の汚い汚れた感じにはなりません)
(人によっては、あの汚れた感じの経年劣化も好きです。私も・・・)
②コンクリート打ち放しの上撥水材着色塗装
■メリット
・コンクリート打ち放し クリア撥水材塗布仕上げと同様
■デメリット
・コンクリート打ち放し クリア撥水材塗布仕上げと同様
・ヘアークラックがクリア仕上げより目立つ
③杉板目仕上げ
■メリット
・杉板の風合いが魅力的
・経年劣化が楽しめる
■デメリット
・経験と施工力が必要
・価格が高い
④外断熱塗壁仕上げ
■メリット
・塗り壁の風合いを楽しめられる
・断熱材が厚くでき、室内を狭くせずに断熱性能を高められる
・将来の足し塗りができる
■デメリット
・価格が高い
・塗り壁の材料や方法によっては、ひび割れが入りやすいものがある
・コテムラに汚れがたまりやすい(私は風合いがあって好きです)
⓹タイル仕上げ
■メリット
・耐久性が高い
・物によってはタイルへの汚れが付きにくい
■デメリット
・価格が高い
・目地が汚れやすい
・地震時に剥離落下する場合がある
・剥離しやり直す場合に、同じタイルがない場合がある
★ある程度大きな地震後の対応が実は大変と考えています
沢山書きましたが、価格 機能性 メリット デメリット をしっかり 把握して決めましょう
別に一つに絞る必要はありません
素材の組み合わせもいいですよ
最後に色の話しを少し
外壁を 黒系にするのか?
白系にするのか?
黒系は、当然 熱を集めるので 冬有利
白系は、熱をを集めにくいので 夏有利
あたり前の話しです
今の省エネ基準では、素材が何か?
色が何か?
は、省エネ計算に反映されませんが以前は反映されていました
本当は反映されるべきかと思いますが
反映させた計算を私どもは しています
結論を言うとパッシブデザインで考えるなら
日射熱取得率を夏は小さく
冬は大きく
素材や色が変わるなら、庇の長さやルーバー の有無
窓の大きさなどを調整しながら計算 シミュレーションし
快適な室温を小さなエネルギーで実現させましょう
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