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東京大学 前准教授来社セミナー

今日は 東京大学の前准教授にお越し頂き

空調と換気についてお話を頂きました

 

参加者は東海3県のパッシブデザインを一緒に勉強している 1985カムハウスラボ中部ネットワークのメンバー

と私がパッシブデザインをコンサルしている会社さん

 

正直みなさん競合になるような住宅会社さんですが それはそれ

みんなでスキルアップして 日本の省エネ住宅が推進したらいいかと

高いレベルで仲間以外の会社との競争に勝ち 仲間との競争はお客様の好みもありますから

あとはお客様に選んで頂いたらいいかなと

まあ、パッシブデザインとデザインでは負けないと思っています・・・

 

さて、セミナーの内容ですが

前先生のお話は私の考え方に似て いたってシンプル

パッシブデザインをやり 断熱等級6~7で しっかりと日射取得と日射遮蔽を行えば

一般的な住宅であれば 空調は1階LDKと2階ホールに1台づつあれば十分

ただし、2階は寝室や子供室の扉を開けたままにはできないので プライバシーの配慮が難しい・・・

パッシブデザインをしっかりやっていれば 暖房は全く問題ない(当社の実測結果からもそうです)

あとは冷房をどう空調するかです

ただし、冷房はそもそも消費エネルギーが少ないのです

エアコンの効率を示す 実効COPは夏が5 冬が3 と言われています

エアコンにはヒートポンプがあり 夏は1のエネルギーを5分の1に 冬は3分の1にしてくれます

なので そこまで夏を考えるべきでない気もしますが

パッシブデザインを しっかりとやっていたら 残るは夏の空調をどうするかを考えるのみです

前先生曰く 9合目からが 空調換気と蓄熱と湿度

ほとんどの会社が8合目までを飛び越えて 空調や湿度について頑張っている姿をよく目にします

私としては かなり微妙

参加者の皆さんにも 「8合目までのパッシブデザインをしっかりとやった上で今日の話を活かしましょう」

とクギをさしておきました

 

しかし 参加者の多くは湿度の話しばかり

一部の建築系YouTuber の悪影響が・・・

大学の研究者の多くは 湿度をそこまで重要視すべきではないと おっしゃっています

実務者は湿度 湿度という・・・

何か知ったかぶりのように聞こえると前先生のスライドがおもしろかった

 

色々お話ししましたが

私は全館空調や床下暖冷房も やって欲しいと言われたらやりますが

個別式のエアコンで 在室時に1時間前にONにし 非在室時はOFF が一番良いかと思っています

せっかくパッシブデザインをやって 省エネになったのに

全館空調や 床下暖冷房で 人が常時いない部屋も 暖冷房してエネルギーを消費してしまう事に少し違和感が

なので 全館空調や床下暖冷房をやられる方には 断熱等級7以上をお願いしています

連続運転するのであれば さらに断熱性能を上げて頂かないと 増エネになってしまいますので

 

前先生のセミナーの話から 私の持論になってしました・・・

質問コーナーの時間が押してしまい

懇親会も途中から前先生への 質問タイム

みなさん まじめな方ばかりです

懇親会の閉めはいつも 「パッシブ! パッシブ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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