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パッシブデザインの設計手法①~トップライトについて~






都心部でパッシブデザインをやろうとしても、

狭小土地であったり

東西間口が狭かったり

周囲に背の高い建物があって

南の窓から冬の日射が期待できない場合があります。


設計手法としては







図のように、狭小間口であっても3階の南の壁と窓の位置を極力北側に寄せて、
太陽熱を室内に取り込む手法やトップライトから太陽熱を取り込む手法があります。

トップライトというと施工方法が悪いと雨漏れのリスクになりますがしっかりとした施工をしてあげれば、
冬の太陽光を室内に取り込む方法としては有効になります。





私もこれまで多くの住宅の設計と施工に携わり、トップライトを設計施工で行った現場もたくさんありますが、今まで雨漏りの報告はありません。


さて、トップライトに日射熱がどのくらい入ってくるかですが、ペアガラスの場合冬は約82%、夏は約90%入ってきます。冬はとても有効ですが夏に困ります。
特にいま日本はドンドン暑くなっています。ですから付属部材を有効に使わないといけません。

トップライトにロールスクリーンやハニカムブラインドをつけてあげるのです。


できればハニカムブラインドが良いでしょう。

なぜかというと夜は日射が期待できないので、昼間はハニカムブラインドを開けて日射熱を取り入れ、
夜は閉めてあげると外気に熱を奪われることがなくなるからです。

外気温と室内気温の差で多少の結露が生じるかもしれませんが、
よく問題になる結露被害のようなことはありません。

最近結露問題が取りざたされますが、昔の家のびしょびしょで人体に影響の出るような結露と、窓ガラスや窓枠に多少結露が生じるようなものは区別して考えないといけません。











情報過多の時代で、何が本当で何が間違いなのか?

そもそもメリットとデメリット。そしてそのメリットとデメリットも重要度が違ったりします。

一つの情報だけではなく、多くの情報、そして多数意見が正しいとは限らないと思い情報収集をしてください。






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