日曜日の京都芸術大学大学院M3 岸和郎スタジオのスクーリングは、
午後から建築家 谷口吉生氏 設計の豊田市美術館で開かれているモンドリアン展へ。
建築家 岸和郎先生と講師の安部さん、2人の先生に生徒は私一人という贅沢な屋外スクーリング。
岸先生はこの先、生徒は取らないという事で私が卒業するまではこの3人という
なんとも贅沢な時間です。
「あ~いいな~これ、どこかでやろう」
「床をここに食い込ませたか~」
「勉強になるな~」
と、聞こえる声でつぶやく。
京都大学名誉教授の肩書を持ち、数々のコンペの審査委員を務めるような先生から
「建築は生涯勉強なんだよ」
と直接指導していただける。
建築のどこを見て勉強したらいいのか?
正直習ったことがない…。
今までは、感覚だけで見ていた浅はかさに…。
そして、モンドリアン展へ。
岸先生が手招き。
「木村、わかるか?」
「こっから急にわけわからんやろ」
…。
「抽象的になる」
それはわかりました!
が
「風景おかしいやろ」
「主役が家のはずが、木やねん」
あら…。
さすがでございます。
ジグザグチェアも見て、建物も見て外へ。
三人で記念写真を撮り、同じく建築家 谷口吉生氏設計の茶室へ。
外観の写真をパシャパシャしていたら
「中を見られますか?」
と茶室の職員の方がご案内くださいました。
さすが、先生の風格のおかげで待遇が違います。
玄関を入ると、多少暗い空間の先に中庭。
畳部屋に入ると、障子の先に見える庭。
そして、障子は閉めると緑色に。その上の欄間は何もなし。
数寄屋建築の巨匠、建築家吉田五十六が初めて行ったという手法をここに見る。
時間がなかったので急いで見て回り、豊田を後にし名古屋へ。
なんと!
先生と一緒に、私が手掛けたワインバーPAWへ!
そこで冒頭、課題のチェックを受けました。
「木村スケッチ下手やな。スケッチは戸惑いと決意や。なんやこの線は!」
ダメ出しを食らいながら課題「サボア邸を眺める家」の骨格は決まりました。
そして、弊社スタッフも合流。
一人は私と一緒に入学した安井。
課題の評価が高く、同級生でしたが私より先に卒業…(笑)
もう一人は岸先生も教鞭をとっていた京都工業繊維大学への編入を目指して前職を退社し、
受験のため名古屋で勉強していたもののコロナで断念。弊社にアルバイトとして入り社員登用された吉田。
二人に 建築をどう学ぶべきか特別にご教授いただき、
ありがたい時間でした。
さて、課題を進めなければ…。
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