名古屋市天白区で着工中の「森に包まれた平屋の家」
公園計画区域内で宅造や砂防や緑化地域など私がこれまで経験した事のない法的規制をクリアしながら着工しています。
擁壁部分とウッドショックによる価格アップでお客様にはかなり負担がかかりました。
ご協力頂く部分と通常なら一式の擁壁工事を分離発注してコストアップを抑えた企業努力をしています。
私も作業着を買い現場へ。位置出し、墨出しをやりました。一般的な住宅会社ではこんな事は、基礎屋さんに一括なので、やれない現場監督が多い…。
現場監督2年、型枠大工8年、設計施工21年と異色の建築家の経験を若い社員に直接指導しましたが、高低差がありヘロヘロに。
サッカーで動くのとは、使う筋肉が違うようです。
掘削が終わるとまずは、平板採荷試験。まさかの、役所の立ち会い。
その後、採石を敷き詰め、転圧をし、捨てコンクリートと呼ばれる薄い、墨出し用のコンクリートを打ち、そこに基礎型枠を入れていきます。
内側は基礎床厚みの型枠を建て、外側は擁壁の高さまで高い場所では3.5mもの高さの擁壁を建てました。
それに合わせて、鉄筋屋さんが基礎ベースと立ち上がりの鉄筋を組み立てます。
土に埋まるので、水がたまらないように水抜きパイプ、そして、擁壁にクラックが入らないように、高低差のある部分や長さ大きさにより誘発目地をいれます。
ここまできたら、やっとベースコンクリート打ちです。
そして、擁壁立上がりコンクリート打ちが行われました。
生コン車からポンプ車を経て、ポンプ工により流し込まれた生コンは、土工によるバイブレーターにより鉄筋を両側から挟み込まれた型枠の中に平滑に流し込まれます。
現場監督の都築、中村は初の型枠叩き。木槌で型枠を傷めないようにしつつもり、ジャンカや気泡を少なくなるように叩いて打上げました。
天端部分は、左官工により綺麗に仕上げられました。
型枠が解体されると、壮大ですね!
透水マットを敷き込み、地盤改良しながら埋戻しが始まります。
完成が楽しみです!
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