市街地や住宅街で住宅を建てるなら
2階LDKの選択は、プライバシーの配慮から考えたら良いかもしれません。
また、市街地では1階LDKに太陽の日射熱を取り入れる事が難しい場合には 2階LDKは有効です。
特に第一種低層地域で建蔽率が小さい地域は、吹抜けを作るのも容易でなく 吹抜けを使って1階LDKに日射熱を取り入れる事が難しく 2階LDKとなる場合があります。
しかしながら 快適性や省エネ性で考えたら話しは別になります。
昼間 太陽で得た日射熱と夜間 暖房から得た熱は就寝時には2階天井に集まります。
もし、1階LDKならしっかりとパッシブデザインをした家で 2階の寝室も昼間の日射熱が入るような家なら
2階寝室は 暖房なしで過ごせる事が多い事が 当社の実測から分かっています。
そして、日射が得られず2階LDKにした場合には 1階の寝室や子供室は 昼間の日射熱が得られず
僅かに得た日射熱や2階LDKの暖房熱は 2階LDKの天井に溜まり 1階寝室 子供室は 就寝時に暖房をつけ続ける事になります。
省エネだけを考えてプランをするわけではないのですが 知っておくと快適で省エネな家作りを実現することができます。
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