延べ床面積 70.87㎡
竣工 2024年3月
RC住宅
・設計コンセプト
第1種低層住宅専用地域内で 建蔽率30% 容積率100%という住宅密集地で且つ、宅造・風致・名古屋市中高層建築条例地域内で
高さ制限など様々な建築規制のある地域であった。
そんな中で、デザインと省エネと耐震性の高い住宅を希望された。
敷地が3m上がっているため、地下1階はコンクリート造のビルトインガレージとし、地上2階をSE構法とした。
とにかく、目を引くデザインにしたいとのご要望。
北側斜線や建蔽率の規制が厳しいため、北側は大きく開けて、緑化とし緑化規制をクリアさせた。
クライアントの要望を考慮しながら、建蔽率をクリアする最小限の建物を設計。
その中で、外観デザインは梁とバルコニー立上りをRとして、その間を木製縦格子ルーバーとすることにより、
少ないコストでR壁の外観デザインを実現させ、クライアントの要望であった、目を引く外観デザインをR壁により少ないコストで実現させた。
ルーバーはデザインだけでなく、全室南に配置されたLDK・寝室・子供室などに設けた大開口を外部からの視線を遮るだけでなく、
ルーバーの解放調整により、夏は太陽熱をカットし、冬は日射を取り入れ室内を太陽熱により温めるパッシブデザインの設計手法を取り入れるためのものとなっている。
UA値 0.42 ηAC 0.6 ηAH 2.3 一時消費エネルギーはBEIが太陽光発電なしで0.54、搭載された8kWの太陽光発電を考慮するとBEI0.3となり、
デザイン、耐震、省エネ、快適をバランスよく設計された住宅となった。
木造ながらRのデザインに。
縦格子の木製ルーバーが夏と冬の日差しを調整します。
ビルトインガレージの外にも2台駐車可能。
RCビルトインガレージは、オーバースライダーの電動シャッターを採用。
LDKと寝室前のRの木製ルーバー。
エントランスホールにトイレと洗面カウンターを配置。
大型タイルで見せる洗面に。
エントランスの収納カウンター
天板はタイルに。
壁は木リブ。
LDKへのドアは、サンワカンパニーのクワドロスリム。
TV壁タイルは、CB下地で蓄熱壁となっています。
室温の安定に寄与。
階段室手前にガラスをはめ込むことにより 空間に広がりを。
キッチンの間接照明で空間のアクセント。
ビルトインガレージからLDKへ繋がる裏動線の階段。
造作収納のランドリールーム兼洗面。
書斎は、造り付けの収納。