シミュレーションと実測から考える快適&省エネプラン ②
今日は、寝室や子供室はLDKの上に配置する住宅こそが 快適&省エネであるというお話しをさせて頂きます。
前提として
UA値は前回同様0.40程度 ηACは1以下 ηAHは2程度としています。
1階がこんな ①で紹介したような南の窓から日射熱取得ができるプランで
2階は、その上に寝室や子供室が配置されるプラン
できれば、その部屋の南にも窓があるとなおさら良いです。
昼間は、1階LDK及び寝室などの南窓から日射熱を取得
夜の就寝前までは、1階LDKは暖房熱により快適室温を確保
そうなると 就寝時に2階寝室と子供室は 上昇熱により温められていて 無暖房で過ごせます。
こんなイメージです。
こんなプランに近いお宅がこちら (お客様のプライバシーに配慮してプランは掲載しません)
北東外観
LDK内観 南窓を見る
LDK内観木目天井上が寝室・子供室
こんなお宅の実測がこちら
まずは1階LDK
深夜0時に1階LDKは1月平均で23.4℃ 暖房エネルギーは400W近く消費しています。
朝6時で1月平均で21.8℃に 1.6℃低下で 250W前後を消費しています。
一日の平均室温が23.1℃と高めで 632W平均で消費しています。
LDKは、完全な連続暖房になっています。
次に、寝室を見てみます。
深夜0時で 2階の寝室は、21.8℃を無暖房で過ごされています。
朝6時で 2階の寝室は、20.7℃と1.1℃だけの低下ですが 無暖房です。
1日中無暖房ながら 2階の寝室は、21.5℃平均 の結果になっています。
主たる居室と呼ばれる 33畳のLDKとその吹抜け空間は99㎡ありますので、
かなり大きな空間ですが、1階LDKの暖房1台が 1月平均642W この室温を保っています。
さらに、2階寝室は無暖房で21.5℃ とかなりの快適と省エネが実現できています。
これが、2階LDKとなるとそうはいきません。
次回はそのお話をしたいと思います。
お楽しみに!
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