当社では、HEMSを標準採用頂いています。
それは、オーナー様の省エネ意識が高まる事と
省エネ住宅・パッシブデザインを通して
どのくらいの室温をどのくらいの消費エネルギーで実現しているかを確認し
今後の日本の省エネ住宅がさらに発展することに寄与する為
実測を重ねて色々な事がわかってきました。
①1階LDKでその南窓に太陽熱がしっかり当たっている住宅は冬の室温が高く消費エネルギーが少ない。
また、その場合の2階寝室や子供室はほとんど暖房をつけていない。
②一方で2階LDKの場合は、もともと住宅密集地で日照条件が悪く、1階の寝室や子供室には日射があたらず。
冬の夜の暖房エネルギーが多めに消費されている。
③LDKに壁1枚で水回りの、洗面所・トイレ・UBなどが隣接するプランは、その水まわりの室温が高い。
LDKと水回りの間に廊下や収納などがあると、水回りの室温は若干低下している。
④部屋の大きさにもよりますが、暖房エネルギーが500W程度とすると、冷房エネルギーは200W程度で2.5倍~3倍程度になっており
圧倒的に、暖房エネルギーの消費量が大きい。
その他 細かくみると色々ありますが 大きくは以上のような事が 当たり前といえば当たり前ですが実際に確認できました。
■南窓から日射熱が沢山入っている住宅はやはり冬の暖房消費エネルギーが少ない。
■昼間は1階で沢山日射を取り入れて、夜は暖房をつけると 暖かい空気は上昇するので2階は冬暖かくなり
断熱性能が良いので保温される。
■1階LDKにして、吹抜けを作ってでもよいので 太陽熱の当たる南窓を作った方が良い。
その他 南窓をたくさん作り 室内に陽だまりの多くできる住宅は 表面温度が上がり 体感温度が高く消費エネルギーが少ない。
これは次の数式で表される
体感温度=(表面温度の平均値+室温)/2
パッシブデザインにして南窓から沢山日射を取込み 表面温度を上げた方が良い事が実感できる。
実測をしてみると、どんなプランだと省エネで快適になるかがわかり今後のプランに活かせます。
まあ ですがお客様の要望や敷地の周辺環境により プランに答えはありません。
ですが わかっているのと知らないのでは大きな差がでます。
実測を通して 益々スキルアップしたプランをお届けしたいと思います。
日本の住宅会社でここまでやっている会社は多分ないと自負しています・・・
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