当社では全棟HEMSによる室温と消費エネルギーを実測しています
どのくらいの快適をどのくらいの消費エネルギーで実現しているかが重要です
人の快適温度はそれぞれですので、一概には言えませんが
快適な室温を 如何に小さなエネルギーで実現しているかが重要です
その他、国の省エネ計算で行う 換気扇 給湯器 照明 その他の消費エネルギーも実測しています
今後このブログに書く内容は
①UA値は0.40前後 ηACは1以下 ηAHは2程度
②LDKの南の窓は吹抜けなど一体空間の床面積を含めて20%以上程度の南の窓面積
③その窓は10時から15時で約5時間 陽の当たらない時間があっても100%以上となるようにする
当たらない場合は陽の当たる面積を増やすなど、入念な日照シミュレーションを行い南窓から太陽
熱を室内に入れている
④名古屋では冬と夏では室温差が 冬が夏の最大2倍程度
冬の暖房エネルギーは夏の冷房エネルギーの2倍程度
⑤エアコンのヒートポンプにより、COPと呼ばれる実行効率は冬は3でエネルギーを3分の1に
夏は5でエネルギーを5分の1と夏の方が効率が良い
以上のSIM(シミュレーション)を行った上での実測が大前提となります
「家のつくりようは 夏を旨としべし」ではなく
「家のつくりようは 冬を旨としべし」が大前提です
さて、今回のテーマは「水回りはLDKに壁1枚で接するべし」です
シンプルなこんなプランです(ただし、お客様のプライバシーの為、プランは実測のものに類似したものです)
1階のLDKの南の窓は LDKの床面積の20%以上の面積があります
冬は昼間日射熱を入れて 床に陽だまりを作り暖かくし
夜間は暖房熱で暖かくし
就寝時はその 昼間の余熱と暖房熱で朝までの室温低下を防ぎます
時間軸は一番上が深夜0時 一番下が深夜23時になります
その平均の室温とACの消費エネルギーWを表にしました
1月を見てみると 深夜0時で21℃ 朝6時で19℃ です
就寝時は暖房は使っていない日ばかりのようですが 僅か2℃しか低下していないのがわかります
このお宅ではLDKは日中は暖房をONにされているようです
OFFにして頂いても良いかもしれませんが
小さなお子さんと赤ちゃんがいるので そうはいかないかもしれません
とにかく一日の平均室温が21.1℃で412Wしか使用していないのは 驚異的です
そして、このプランの場合の洗面所の室温です
もちろん暖房は使用していません
1月を見てみると0時で18.7℃ 朝6時で17.7℃ 僅か1℃しか低下していません
LDKには大きな窓があり 0時から朝6時で2℃低下なのに対して 洗面所には窓はがなく1℃しか低下していません
このお宅の年間消費エネルギーです
暖房は冷房の2倍以上消費しています
そして合計は 延床面積あたり 362MJ と驚異的です!
しっかりとした日照シミュレーションとプランニングが如何に重要かがわかります
今後 こんなブログを書いていきます
お楽しみに!
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