先日のブログでも紹介した Pen and wine Paw が2021年1月12日、ついにグランドオープンしました!
今回は、このPawの設計について簡単に紹介したいとおもいます。
まずは入口から。
お店に入ってすぐ、正面にまず大きなモルタルの壁が立っています。
お客さんが外から店内に入ってきてすぐにお店全体が見渡せるのではなく、一度視線や意識をこの壁で吸収してから、右に進んでバーが広がりを感じていただこうという考えです。
壁を意識してもらうために存在感のある照明をつけています。
お店全体はこのようになっています。
メインカウンターは6席となっていて、デザイン関係の方などのために、パソコン用にコンセントも完備(カウンター裏)。様々な方の交流の場所としても使っていただきたいです
設計前の同じアングルはこんな感じ。
元々ピンクだった天井を壊してむき出しにし、壁紙とフロアタイルをはがしてモルタルで仕上げました。
カウンターの背面壁には、ケイカル板の凹凸のある化粧板でワイングラスに陰影が出来るようにしました。
お店の奥に進むと奥にもカウンター席が。
Pawは堀川沿いに建つ錦ビル2階にあるんですが、この立地の一番の特徴は川に面しているところ。
川側のカウンター席では川の流れを眺めながらワインを楽しむことが出来ます。
(ちなみにこのカウンター席にもコンセントはあります)
また、お店の窓のサッシ枠を四方の壁ボードを伸ばすことによって隠してピクチャーウィンドウをつくりました。
店内を見上げると。
天井にはワイヤーを引っ張り、木村が制作したドライフラワー作品とモビール作家の橋本忍さんの作品である真鍮のヒンメリを吊るしています。このヒンメリがゆるく回っていて、店内の空気を和ませています。
店内の一角には大きな棚が。
Pawは夜はお酒や社交好きが集う酒場、日中はデザイン・クリエイトが行われています。
この棚はそのための作業机兼装飾棚となっています。
一見ランダムに配置されたこの棚ですが、実は「黄金比」という比率を利用してデザインされています。
黄金比とは「人が美しいと感じる」と言われる比率で、建築関係だけでなく例えば「Twitter」や「Google」のロゴマークなど、色んな種類のデザインに用いられます。
お店に行かれた時にはぜひ一目ご覧ください。
PASSIVE DESIGN COME HOMEは住宅設計はもちろんのこと、店舗設計などを通して地域に根差した、地域密着型の設計会社を目指しております。
店舗設計、インテリア設計の依頼などもお待ちしております。
そして「Paw」は現在、緊急事態宣言で限られた時間での営業にはなっていますが、ホームページやインスタグラムを確認してぜひ一度お店に足をお運びください!
https://www.penandwinepaw.com/ ←ホームページ
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