階段にはストレート階段 BOX階段 螺旋階段があります。
階段の下を収納やトイレにする場合もあれば オープンにする場合もあります。
私が好きなのは オープン階段 (もちろんいろんな階段やります)。
パッシブデザインをやっていると 如何に太陽熱を室内に入れるかに注力します。
住宅においては 周囲の建物によって南窓に日影を及ぼす場合も多く 吹抜けを作り その部分の南の窓から太陽熱を入れるのが有効です。
そんな周辺環境の場合に 南窓から太陽熱を入れたいときに有効になるのが LDKの南窓面に沿って ストレート階段を配置するプランです。
階段の上は必ず 吹抜けになります。
その階段の上に南窓を設けて 太陽を2階から1階LDKに落とし込む手法です。
吹抜けを作ると寒くなるのでは?
と思われるかもしれませんが 断熱性能が高く(断熱等級6以上)にしたら
陽の当たる窓がLDKと吹抜けの床面積の20%以上あると冬 暖かい家になります。
LDKが30m2 吹抜けが10m2 合計40m2であれば
8m2分の南窓があれば 冬暖かい家になります。
となると吹抜けはどう作ったらいいのか?
開放感を考えたら大きい方がいいですが
省エネを考えたら吹抜けは 東西の横に長く
南北の縦に短く が正解となります。
もちろん意匠も大事です・・・。
次に、階段をLDKの外に配置する場合はどうなるか?
LDKが、2階とは繋がらないので 一見エアコン効率が良さそうですが
断熱性能が良くなり パッシブデザイン設計をやっていると
階段をLDKに取り込んで配置した方が
2階の寝室などのエアコンの消費エネルギーが小さくなったり そもそも使用しなくて済む事が 実測結果からもわかってきました。
シミュレーションと実測を繰り返してきて 色々な事がわかってきました!
こんな内容をどんどんアップしていきます。
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