新築住宅を建てる人の中には、リビング階段をつける方も多いです。
リビング階段にはさまざまなメリットがある一方で、デメリットもいくつか存在します。
ここでは、リビング階段のメリットとデメリットの解消法について解説します。
□リビング階段のメリット
リビング階段には、以下のようにさまざまなメリットがあります。
まず、リビング階段をつけると、リビングが広く見えます。
例えば玄関に階段をつけると、階段のためのスペースが必要になるので、玄関を通常より広めに設計せざるをえません。
その結果、他の部屋に使える面積が少なくなってしまいます。
一方リビング階段は、リビング内の空間を活用して設置するので、他の部屋のスペースが圧迫される心配はありません。
また、リビングに階段をつけると1階と2階がつながるために、リビングが広く見えるという利点があります。
さらに、1階と2階のコミュニケーションが取りやすくなるのも、メリットと言えるでしょう。
家族は多くの時間をリビングで過ごすため、玄関よりもリビングに階段があるほうが、1階から2階に声がかけやすくなります。
特に2階で子供が遊んでいる場合などは呼びかけがしやすくなるので、家族のコミュニケーションがスムーズに取れるようになります。
□リビング階段のデメリットと対策
メリットの多いリビング階段にも、少なからずデメリットがあります。
リビング階段をつけると、1階のキッチンで調理する臭いが2階まで広がります。
また、1階の騒音やテレビの音なども、2階まで聞こえてしまいます。
キッチンの臭いが2階まで広がらないようにするには、なるべくキッチンとリビング階段を離すようにしましょう。
また、キッチンの換気をよくすることによって、臭いの広がりを防ぐことができますので換気扇は必ず付使用してください。
1階の音が2階まで聞こえてしまう点については、防音性の高い素材を使い、音を吸収することによって改善できます。
さらに、リビング階段をつけると1階と2階がつながるために、1階の暖房が効きにくくなるというデメリットもあります。
この問題は、1階に床暖房やホットカーペットを敷いて足元から温めることによって、解消できるでしょう。
加えて、天井にシーリングファンを取り付けて上に昇った暖かい空気を下に降ろせば、室内の空気が循環されます。
□まとめ
今回は、リビング階段のメリットとデメリットを紹介しました。
リビング階段には多くのメリットがある反面、デメリットもあります。
リビング階段をつけるとリビングが広く見え、1階から2階に声がかけやすくなりますが、1階のキッチンの臭いや騒音が2階まで届いてしまいます。
しかし、それぞれのデメリットには解決策があるため、紹介した内容をぜひ参考にしてください。
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